現場でおそわったこと。

ひたすらアイドル、主にキスマイ・キンプリ現場について回顧する。宮田くん、岸くん。

【メンバーからの手紙・文字起こしあり】キスマイ新アルバム収録メンバー作詞曲「RE:」が号泣するくらい良かった

こんにちは!

 本日はキスマイことKis-My-Ft2デビュー5周年記念アルバム「I SCREAM」の発売日。

 私は昨日、発売日前日にフラゲし、全コンテンツの視聴が完了したところです。

一聴してみて、今回のアルバムはデビュー~今までのキスマイを振り返ると同時に新しいことにチャレンジしている、革新的なアルバムになっているなと感じました。

 例えば、「キスマイシェアハウス」と題してメンバー7人で沖縄のコテージに一泊して、デビューからを振り返ってみたり(しかも前の3人、後ろの4人問題にも触れている)、メンバーそれぞれのソロ曲&ソロMVを撮ったり。(ただし藤北は前々回のアルバムのユニット曲のMV)

 キスマイが今までにやったことのない“刺激的”な内容になってる今作で、私がとくに「超いい!!」と感じたのは、メンバーが共同作詞に挑戦した「RE:」という曲です。

 シンプルなメロディラインながら、一度聞いただけで耳に残ってしまうこの曲は、キスマイの魅力が最大限に詰まっているといっても過言ではありません!ということで今回は、この「RE:」という曲についてご紹介したいと思います。

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もくじ

 1.「RE:」のテーマ

 ずばり、歌詞のテーマは「ファンレターへの返信」。だからタイトルも、メールの件名につく「RE:」。曲名は沖縄での最終打ち合わせで玉ちゃんから提案されたものですが、シンプルかつこの曲のテーマをよく表したピッタリのものだと思います。

ファンレター、出したことありますか?

 私は実は1度だけ、宮田くんに人生で最初で最後のファンレターを出したことがあるのですが、この歌を聞いたときにそれが過ぎって恥ずかしいやら懐かしいやら、胸が締め付けられるような気持ちになりました。それ以外には学生時代に友達の誕生日を祝う手紙を書いたくらいでしょうか。

 自分の話ではないですが、妹がまだ幼いころに私たちの曾祖母がなくなった時。「ひぃばばにお手紙かくんだ。天国で読んでくれるよ」と言って、母方の実家に行くたびに亡くなった曾祖母への手紙を書いていた妹のことも思い出しました。

 ファンレターでも天国のひぃおばあちゃんへの手紙でも、読んでくれる人を思って書く割に、実際に読まれたのかに重点を置いているわけではないのかな、と思います。「読んでくれるかわからない。それでも、どう思っているかを伝えたい」そんな自己完結型の気持ちの伝え方が、手紙なのかもしれません。

 

.「RE:」の制作風景

 「RE:」制作のきっかけは、アルバム制作の段階でメンバーから「7人の作詞に挑戦したい」という提案からでした。その後、メンバー内の打ち合わせで曲を決定。歌詞はメンバーそれぞれがファンレターへの返事を書き、宮田くんがまとめる。そんな流れで制作されていきます。詳しくは、「I SCREAM」の完全生産限定4cup盤に収録されているのでチェックしてください!

 最初の打ち合わせの曲決めで、複数の曲を聞いて意見を出しあうのですが「さっきの曲のほうがいいかな」という宮田くんに対して、ニカちゃんが「ちょっと飽きてたでしょ?さすがに15年くらい一緒にいるからわかる」と何気なく言います。ヒィ!こういうの!やめて!絆感じちゃうから!!やめて!!あと宮田くんそのレザージャケットめっちゃかっこいいからやめて!!と謎のファン心理を後目に順調に制作は続きます。次の打ち合わせでも黒ジャケット着てくる宮田くん。やめて!!超かっこいい!!!!やめて・・・

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 でもこのファン冥利につきる感じ。いや宮田くんのビジュアルのことじゃなく、この曲はファンに100パーセント向けて作られている曲なわけです。とても真剣に、話し合うキスマイ7人を見ていると純粋にうれしいし、ありがとう!という気持ちになります。

 メンバーでの共同作詞は初めてなのに、最初から「これ絶対いい曲になる!」という頼もしさを感じる姿に、デビューして5年間で成長し、互いに絆を深めてきたんだな、と胸が熱くなりました。

.メンバーからのファンレターの返信、文字起こし

 メンバーがせっかくそれぞれにファンレターの返信を書いてくれたので、インタビューの中で読み上げてくれたものを文字に起こしてみたいと思います。

Ki 北山宏光

初めてこうやって手紙を書く気がします。心の中には言葉がいっぱいあるけどうまく書き出せるかわからないな。でも今日は少しだけ素直になって書いてみようと思う。

君はきっと僕より僕のことを知っていて、僕より僕のことをみていると思う。常に何をしていて、何を考えているか僕のことを思ってくれている。それは無償の愛でしかないと思います。今の僕にそれを他の人にできるかって言われたら出来ないと思います。

すごいと思うのは、メンバーといるときも思います。メンバーが喜んでいると僕もうれしい。悲しんでいると僕も悲しい。なかなかこんな気持ちになれるってスゲーなって思う。人生通してここまで向き合うこともないって思うし、運命共同体っていうか、良いことも悪いことも半分こ。なんでも半分こ、いいね。

つまり何がいいたいかっていうと、愛に囲まれて、愛につつまれて今の僕が、僕らがいる。一人では抱えきれないほどの愛を感じています。その愛をこぼさないように大切にしていきたい、それが今の僕の全てです。

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s 千賀健永

挫けそうな時、諦めそうになった時、みんなが手をさし伸ばしてくれた。しっかり握ったその手は暖かかった。その先には、希望の光が空いっぱいを照らしてくれてた。

だから笑うよ、歌うよ、踊るよ みんなの為に 子どものように純粋な気持ちで。

心から笑うよ、歌うよ、踊るよ みんなの為に あの日の僕たちを支えてくれてた。

僕一人の1じゃ生まれないものをたくさんの1で作り出そう。明日が鮮やかに見えるその答えは心に感じてるから。ありがとう、感謝じゃ伝えきれないから

だからずっと笑うよ、歌うよ、踊るよ みんなに愛し続けてもらいたい だから

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M 宮田俊哉

ファンのみなさんへ

いつも素敵な手紙をくれてありがとう。みんなの気持ちが詰まっていて、読むたびにうれしくて早くみんなに会いたくなります。一人ひとりの言葉が僕たちに力をくれて、不安な時に勇気が出たり明日も頑張ろうと前向きになれます。いつも僕の味方になってくれてありがとう。僕もみんなの味方だからずっと付いてきてね。

キスマイのメンバーへ

いつも助けてくれてありがとう。きっとこれからも迷惑をかけると思うし、僕のことで悩ませることもあると思います。でもそうやってみんなで強くなっていこう。僕はこのメンバーならもっと大きくなれると思うしもっとみんなに愛してもらえると思います。だって、僕がこんなに大好きな人たちだから。

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y 横尾渉

初めて手紙を書きますね。正直なんて書いていいか迷ってます。うまく感謝の気持ちが伝わればうれしいです。君の声が僕らの背中を押してくれる。だからこそ一歩一歩前に進める。僕らにとって、大事な人たち。恩返しはできていますか?キスマイがキスマイであり続けることが最大の恩返しだと思っています。ありがとう以上の言葉があるなら、その言葉で感謝を伝えたい。

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F 藤ヶ谷太輔

いつも支えてくれているファンのみんなへ

とにかくいつも感謝の気持ちでいっぱいです。いつも支えてもらっています。いつも支えてもらっているばっかりで、僕はみんなのために何かできてるのかな、とつい考える時もあります。何か正解かがわからなくて。7人の気持ち、ちゃんと届いてるかな?届いてたらうれしく思います。これからも、いろんな事があると思うんだ。どんな事があっても、離れないでね。僕らは遠くに行ったりしないよ。よく手紙に書いてあるからさ。伝えたくて、大丈夫だよって。長くなっちゃうから、もうおしまいにします。出会ってくれてありがとう。いつもいつもありがとう。

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t 玉森裕太

ありがとうって言葉だけじゃたりないけど、いつもそばにいてくれて本当にありがとう。もう長い付き合いになる人も、そうじゃない人もいると思うけど、輝ける場所を作ってくれるのはあなただけなんだよ。ありがとね。この感謝の気持ちがちゃんと届くといいな。

楽しい思い出も、つらかった事も、全部あなたと一緒に味わってきたね。家族よりも詳しかったりもするよね。この先も、あなたと未来を作っていきたい。信じてこれからも、ついてきてね。みんながいて、僕ら7人もいるからこれからもどうぞよろしくね。

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2 二階堂高嗣

拝啓

今の僕たちがいるのはみんなのおかげなんだよ。もちろん、今この曲を聴いているみんなもそうだけど、となりにいるパパやママ、そのまた隣にいるおじいちゃんおばあちゃん、そしてこのステージを作ってくれているスタッフさん。その人たちがいるからみんなと僕たちは繋がれたんだよ。そう、これを僕は家族だと思って毎日楽しく仕事をしているかな。

それと忘れちゃいけないのが、メンバー。この6人がいたからこそ今まで続けられたこの世界。この6人がいなかったらとっくに辞めていたのかもね。この6人だから、熱く燃えて楽しくできるのです。時には動物とキスをしたり、せんべい1000枚食べたり、何度も心が折れる音はしたけど、メンバーの絆が途切れる音は聞いたことがない。誰一人弱音を吐かないから、自分も支えられた。メンバーを一言で例えるなら、友達でもなく、家族でもなく、親友でもない。しいて言うなら恋人かな。大嫌いな日もあれば大好きな日もあるし、それでいて離れられないし、離したくない。覚悟を持ってキスマイやってます。バイバイなんかしたくないから、みんなともっと居たいからこれからも7人走り続けるよ。

走り続けるためのレールを敷いてくれたのは、うちのボス、ジャニーさん。この人がいなかったらみんなとも出会えてないね。一番はやっぱりボスに感謝。ボスがいたからみんなとわいわい楽しくライブもできるしCDも出せる。バラエティもできる。

これからも堅苦しい感覚じゃなく、友達感覚でやっていきましょう。そうしましょう。では、この曲を聴いている人も、聴いてないひとも、笑顔が一生続きますように。

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.歌詞と秀逸な歌割り

それぞれのメンバーが書いたファンレターへの返事を宮田くんが、宮田俊哉が!!(強調 まとめ、歌詞を作成した今曲。歌割りもいままでにないものになっており、めずらしいペアの歌声が聴けます。いままでは「前の3人後ろの4人」で分けられ、歌の割り振りにもその影響があったこともあり、案外初めて聞いたかも?というコンビが多く、ファンとしては嬉しいですね。

主に1番はメンバーへ向けて、2番はファンへ向けての歌詞になっており、それぞれ思い入れのある部分をメンバーが歌う構成。それがまたエピソードと重なって泣けるんです・・・。キスマイというグループはメンバー同士の仲を知れば知るほど好きになるし、魅力が増すと思うので、少しずつですがこちらでご紹介していきたいと思います。

宮田&玉森「僕が大好きな君に初めて送るラブレター」「心に感じている一人じゃないって気持ち届くといいな」

宮玉から大好きって言われた…。死んでもいい…。と思いたいところですが。たぶんこの「大好き」は宮田くんの手紙にあった「僕がこんなに大好きな人たちだから」からきているので、「大好きな君」はメンバーのことかと。(もちろんそれ以外に、ファンのことも含んでいるとは思いますが)「一人じゃない」という歌詞には、ジュニア時代に一緒に怒られ仲を深め、デビューしてからもファン公認で結婚式まで挙げちゃう二人の絆を感じます。「心に」と書いて「ここに」と読ませるのは千ちゃんの手紙から拝借しているもよう。甘くて優しい宮玉の歌声にうっとりしてしまう、素晴らしいAメロです。

北山&二階堂 「大好きな日もあれば 大嫌いな日もある それでも笑えた」

ジュニア時代、思春期まっさかりのニカちゃんをみっくんが呼び出し、社会人としての自覚、メンバーとしての自覚を殴り合いの喧嘩をしながら教えたエピソードが有名な二人。ニカちゃんの手紙から来ている歌詞ですが、これを北ニカに歌わせるなんて宮田俊哉天才なの・・・?(宮田アゲ定期)2人でコンサートの演出を考えたり、今も接点の多い北ニカコンビですが、ペアでの歌声はなかなか聴けないので貴重かも。メンバーの関係性がわかる素敵な歌詞です。

千賀&横尾「落ち込んでるかな? 悩んでるかな? 話して半分にしようよ」

キスマイの良心(と勝手に思っている)横千ペア。コンサートのMCで一歩離れたところで俯瞰してみていることの多い横尾さん、最年少ながら客観的な視点を持ってメンバーの魅力を伝えてくれる千ちゃん。15年の付き合いの中でいろんな苦楽を共にしてきたメンバーにかける、優しい言葉といった感じです。みっくんの手紙にありましたが、なんでも「半分こ」できるメンバーの関係性、いいですね。

横尾&藤ヶ谷「君の声が僕らの背中押してくれる」「僕ら君のために何が出来るのかな?」

前半は横尾さんの手紙に、後半はガヤちゃんの手紙にあったフレーズ。ファンの声が力になって、それを返すためにいつも何ができるか考えているよ、というファンにとっては本当にうれしい歌詞。とくに横尾さんはファンが要望を送ったことで「わんだランド」への出演が決まったり、本当にファンの声が背中を押しているという実感もあるでしょうし、こういう言葉がすっと出てくるのかなと思います。今回のアルバム特典もわたたいの関係性がちらほらわかってほんとに仲良しなんだなーって思いますね。わたたいは病気(ほめ言葉)

玉森&千賀「一つ一つの手紙が明日を鮮やかにする」「この先も輝く未来をつくりたい これからもよろしくね」

「明日を鮮やかにする」は詩的で素敵な言葉ですが、千ちゃんの手紙にありましたね。「輝く未来」は、玉ちゃんが手紙の、ファンが輝く場所を作ってくれる・・・というところから。玉千ちゃんの手紙は「鮮やか」「光」「輝く」という言葉を使ってるのですが、キラキラオーラが強くてかがやいている二人にぴったりだなと。その輝きの原動力はファンのみんななんだよ、という素敵な歌詞です。宮田くんがラジオで「ファンが僕をスターにしてくれる」といってましたが、玉千も同じ思いなんですね!!!(突然の宮田)

宮田&北山「楽しいときや 嬉しいときは 一緒に倍にしようよ」

ハイキタ!!!!!北宮キタ!!!!!!!!!!!みっくんが手紙で書いていた、「メンバーが喜んでいると僕もうれしい。悲しんでいると僕も悲しい。」「運命共同体」という言葉がすごく好きなのですが、それがこのあたりの歌詞に表れているのかな、と。悲しいことは半分こして、楽しいことは倍にして、っていう感覚は誰とも持てるわけじゃないと思うんですよね。本当に仲が良くないと分かち合えないものだと思うので、メンバーとも、ファンとも、そうなりたいっていう、ちょっと考えるだけで泣きそうになる歌詞です。これを北宮で歌うと決めた宮田くんはどんな気持ちなの・・・?聴かせてほしい…北宮尊い

藤ヶ谷&二階堂「心が折れる音がして くじけそうになりかけても 支えてくれたみんな」「僕らが迷ったときも愛し続けてくれて ありがとう」

ニカちゃんの手紙から「心が折れる音がしても、メンバーの絆は途切れない」という部分、後半はメンバーみんなに共通する部分かなと思います。人気も実力もあるのになかなかデビュー出来なかったジュニア時代から、デビューをつかんでも、メンバーの扱いが変わったり(3、4で分けられるなど)、さらに今年に入ってデビュー後一番の確変といってもいい、スタッフの変更もありました。いろんな迷いがある中で、キスマイはグループとしての結束を深めていき、それを見守るファンへの感謝も生まれたのだろうと思います。ありがとうって…こっちが存在してくれてありがとうって伝えたい気分なんですが、ガヤちゃんニカちゃんの歌声も相まって胸にくる歌詞です。

全員「きっと言葉では伝えきれないほどの愛を君に届けよう」

サビ。この曲サビが本当にいい。とくにラストの大サビは、冒頭の「言葉では伝えきれない愛のカタチ」を受けついだアンサー的な役割を持っています。愛というかたちのないものをどうにかして届けたくて、メンバーの思いを繋いでいった「僕なりのLove song」は感謝とこれからもずっと笑顔でいてほしいという思いを伝える「ありがとうのLove song」だったんですね。こうして歌詞と手紙を読み込んでみると、こんなにうれしいことは無いってくらい、あったかい気持ちにさせてくれる曲です。キスマイの全楽曲通して、一番といってもいいくらい好きな曲になりました。

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5.「RE:」の一番の魅力とは

「RE:」という楽曲は、ファンレターへの返事を書くというテーマで作られたものですが、実際のファンは応援しているだけで、ファンレターを書くだけで満足だったと思うんです。そんな気持ちが思わぬところで報われて、一番びっくりしたのはこっちです!

なんだよ、私たち両想いだったんじゃない…私が思う気持ち分、こっちを思っててくれてたんじゃない…っていう、驚き。曲を通してお返事くれるなんて粋なことしてくれるなよ、そりゃ泣くよ。こっちはキスマイに会うために社会の歯車になってんだよ。アイドルとして輝く君たちをずっと見てたいんだよ!

これからもキスマイには、応援していて報われるアイドルでいてほしいと思います。いつも全面に出さなくてもいいから、こういう節目の、5周年とか10周年のときにちょろっと出してくれればそれだけでもう十分です。

なんかここまでだだーっと書いてちょっとスタミナ切れてきたのですが、これを読んでくれた方(キスマイファン、もしくはなぜか読んでしまった方)ありがとうございます。今回こうやって「RE:」という楽曲についてファン目線で考えてまとめてみて、自分でもいろんな発見がありました。このアルバムを聴きこんで、コンサートで実際に歌ってくれるのを見るのが本当にたのしみです。あ、あと「RE:」のソロMV最高でした。宮田くんの歌声ほんと好き!宮田ラブ!私は宮田俊哉が好きだ!愛してる!長文読んでいただきありがとうございました!ではでは